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コーヒー豆のできるまで

コーヒーの歴史

エチオピアにはコーヒーの実を最初に味わったのは山羊だったという伝説があります。野生の山羊が赤い実を食べて元気になるのを見て、羊飼いが口にしてみたのが人間とコーヒーのつきあいの始まりというのです。
この話は6世紀頃が舞台ですが、もっと大昔の文献にも、コーヒーの実をだんごにして、薬用に用いたりしたことをうかがわせる記述があります。
しかし、コーヒーの豆を焙煎し、挽いたものを煮出して今のように飲むようになったのは、13世紀頃のアラビア人でした。そして、16世紀、トルコのイスタンブールには世界初のコーヒーハウスができました。
コーヒーが初めて日本にやってきたのは18世紀の初頭でした。オランダ人が、鎖国下の唯一の貿易港・長崎に持ち込んだのです。しかし、日本人がコーヒーを飲みはじめたのは、明治時代に入ってからでした。

コーヒーの木

原産地、エチオピア。クチナシなどと同じアカネ科の常緑樹で、アラビカ、リベリカ、ロブスタという3種類に大きく分けられます。現在最も多く栽培されているのはアラビカ種です。
野生のものは高さ5メートル以上になりますが、収穫の便を考えて、低く(3メートルくらいに)剪定されます。苗を植えてから2~3年で花が咲きますが、本格的に収穫するには5年位かかります。

コーヒーの花と実

真っ白な可憐な花で、ジャスミンに似た芳香があります。
1つ1つの花の寿命はほんの数時間ですが、多数の花が次々に咲き続け、開花期は数カ月間、収穫期も半年近くにわたります。
ブラジルでは、9月から11月にかけて開花期を迎え、翌年の5月から9月にかけて収穫が行われます。コーヒーの実は『コーヒー・チェリー』と呼ばれます。形がさくらんぼに似ているうえ、緑色の実が熟すにつれ黄色くなり、やがて真赤になるからです。

コーヒー豆

コーヒー・チェリーから、外皮・果肉・羊皮・銀皮を取り除いた“種子”がコーヒー豆なのです。1つのチェリーには2個の薄緑色をした種子が入っています。これがコーヒーの『グリーン・ビーン』と呼ばれるものです。

コーヒーの収穫

真赤に熟したコーヒー・チェリーは手で摘みとるか、木の下に布を敷いてたたき落とす方法で、
収穫されます。ふるいにかけて、葉などの雑物を取り除き、次に水洗いします。

コーヒーの実の精製処理

コーヒー・チェリーからコーヒー豆を取り出すには、日光で乾燥する乾燥法と、大きな水槽や発酵槽を使う水洗法があります。どちらが使われるかは、国により、風土により、異なります。水洗法の場合、果肉の大部分を水で取り去った後、発酵槽で残った果肉や羊皮を取り去り、乾燥させて脱穀します。この発酵段階でもコーヒー豆の味が左右されます。精製処理が終わり、薄い銀皮まで取り除かれたコーヒー豆は選別された後、産地名の入った麻袋に詰められ、世界各国へ出荷されます。

コーヒーの生産地

コーヒーの木は熱帯性の常緑樹です。栽培に適した地域は赤道をはさんで南北回帰線の間で、コーヒー・ゾーンあるいは、コーヒー・ベルトと呼ばれています。しかし、コーヒー・ゾーンのどこでも、良いコーヒーがとれるというわけではありません。標高 600~2000メートル、年間平均気温18℃~25℃、年間降水量が1500~1800ミリ程度の水はけのよい山の斜面か高原、これがコーヒーの名産地の条件です。
熱帯性の植物ですから、コーヒーの最大の敵は霜です。広域の霜害があると収穫量が大きく減ることがあります。

コーヒー豆の選定

コーヒー豆はその産地によって、香り、酸味、苦味などが異なります。
ネスレでは・・・
・産地別に等級、収穫年度、それに標高、などをはっきりと指定して買い、
 ネスレ独自の厳しい基準に合ったコーヒー豆のみを使用しています。
・コーヒー産地のカップテイスター(コーヒーの味の専門家)による品質保証に加え、
 船積み前にネスレ社員による徹底したテイスティング(味見)が行われています。

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