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コーヒーと健康

世界中で愛飲されているコーヒーですが、数十年前までは、飲みすぎるとコーヒー中毒になるのでは、というネガティブなイメージが先行していたようです。しかし、現在では科学的な研究が進み、むしろ、健康を維持するための食品として注目されるようになっています。

コーヒーと飲用量

コーヒーを良く飲むからといって、コーヒーに中毒性があるというのは誤りです。適正量の飲用であれば、コーヒーが身体を悪くするようなことはありません。ただし、お茶などの他の飲料でも言えることですが、飲み過ぎは良くありません。

コーヒーとその主な成分

各種飲料のカフェイン含有量(浸出液) 玉露 0.16% 煎茶 0.02% 番茶 0.01% ほうじ茶 0.02% 玄米茶 0.01% ウーロン茶 0.02% 紅茶 0.03% レギュラーコーヒー 0.06% ソリュブルコーヒー 0.04%

資料:五訂日本食品標準成分表  *はネスレ日本調べ

飲料中の総ポリフェノール量 赤ワイン230mg/100ml コーヒー200mg/100ml 緑茶115mg/100ml

*1 出典:Pellegrini N et al.
Total antioxidant capacity of plant food,beverage and oils consumed in Italy assessed by three different in vitro assays.
J Nutr 133;2812-9:2003
*2 フォリン-チオカルト法による国内の代表的市販品の平均値(ネスレ日本調べ)

カフェイン

カフェインはコーヒーの最も特徴的な成分ですが、お茶やココア、コーラなどの飲料にも多く含まれています。カフェインの働きとしては、眠気覚ましなどの興奮作用や尿の排出を促す利尿作用などが広く知られています。このほかにも「自律神経の働きを高める」 「集中力を高め作業能力を向上させる」 「運動能力を向上させる」など、様々な働きが明らかになっています。

ポリフェノール(クロロゲン酸類など)

ポリフェノールはワインやココアに含まれる成分として良く知られていますが、コーヒーにもポリフェノールは含まれています。コーヒーポリフェノールとは、コーヒーを焙煎したときの褐色や苦味、香りのもととなっているクロロゲン酸などの成分で、カフェインよりも多くコーヒーに含まれています。コーヒーの飲用が健康維持に有効であるという研究成果が相次いで報告され、その効果にコーヒーポリフェノールの様々な働きが寄与しているのではないかと、注目を集めています。

コーヒーと妊産婦

コーヒーの飲用による、妊産婦や胎児への影響を示す信頼に足る研究結果は報告されていません。適正量の飲用であればそれほど神経質になることはありません。それでもカフェインが気になる方にはカフェインレスコーヒーがおすすめ。無理にコーヒーを我慢せず、カフェインレスコーヒーやカルシウム摂取の観点からミルクたっぷりのカフェオレをゆったりした気分でお楽しみください。

コーヒーと胃

コーヒーの飲用と胃の関係についても「ブラックで飲むと胃が心配」「空腹時の飲用は胃に悪いのでは」と思われているようですが、健康な方が普通に飲んでいる限りコーヒーが胃を悪くすることはありません。

コーヒーと目覚め

コーヒーに含まれるカフェインが交感神経を刺激し全身の血行を良くするため、眠気を覚ましてさわやかな目覚めを助けます。また、気持ちをシャキッとさせ、仕事や勉強を効率良く進めるために役立ちます。計算力や記憶力がコーヒーの飲用後上がるという研究結果も得られています。

コーヒーとリラックス

コーヒーの苦味と酸味そして、特有の香りは気分を安定させてくれます。また、仕事や勉強、スポーツなどで疲れた時にゆっくりと飲む1杯のコーヒーには、心身ともにリラックスさせ、リフレッシュさせる力があるのです。

コーヒーとカラダのサビつき(酸化)

酸化(サビの発生と同じ現象)は人間のカラダの中でも起こります。こう聞くと意外に思われるかも知れませんが、ヒトの細胞には脂質(脂肪)が多く含まれ、この脂質が酸素と結びつき酸化してしまうのです。つまり、ヒトのカラダもサビてしまうわけです。そして、脂質が酸化してできる「過酸化脂質」については、老化やガンとの関係が研究されています。
ワインやココアで知られるようになったポリフェノールは脂質の酸化を抑える成分として注目されていますが、コーヒーにもコーヒーポリフェノールが多く含まれています。

コーヒーとダイエット

ダイエットにはバランスの良い食生活と適度な運動が大切ですが、実行するのがむずかしいと感じる方も多いのでは。ダイエットを空腹感・満腹感といった感覚の面から研究した実験によると、食前にコーヒーを飲むと空腹感が抑えられるとの結果が得られたそうです。また、コーヒーをダイエットに活かすポイントとして、食後にコーヒーを飲んだらそれ以降は間食しないというサインにするアイデアも。ダイエットをこころがける場合は、コーヒーを飲むタイミングを工夫してみるのも良いかもしれませんね。

コーヒーと運動

コーヒーに含まれるカフェインは、運動能力を向上させることが知られています。特に中程度から強度の運動についてその効果が表れ、疲労までの運動持続時間が延びることがさまざまな実験で確かめられています。また、ダイエットには有酸素運動が効果的ともいわれていますが、運動の10分前にコーヒーを飲んだ場合と飲まない場合について、運動中の酸素摂取量を調べたところ、コーヒーを飲んでから運動したときのほうが酸素摂取量がより高くなるという結果が得られています。

“コーヒーと健康”のページでは、皆様から多く寄せられるコーヒーと健康に関するお問合せに対する回答を、(社)全日本コーヒー協会の刊行物をもとにわかりやすくご紹介しています。
(社)全日本コーヒー協会ではコーヒーと健康に関わる情報や研究成果を 国内外問わず広く収集し、刊行物などを通じて消費者の方々に理解を深めていただくための活動を行なっており、本ページにおいて抜粋している内容に関しても、特定の製品に関する内容ではございません。
参考文献:(社)全日本コーヒー協会発行“コーヒーとからだのおいしい話”“コーヒー&ヘルス”

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